独自ドメインの取得(VALUE DOMAINの場合)

サイトを開くとなんとなく欲しくなってしまう「独自ドメイン」
憧れですよねー(ホントか?
昔は知りませんが、今はとても安くなってます。

.comとか.net.orgなどでは年間990円。.jpでも年間3690円で取得可能なんです。
DDNSの有料サービスより安い(注:大抵のDDNSの有料サービスは月500円/年間6000円程度)
なら、独自ドメインにしちゃおう♪って感じ。

今回はVALUE DOMAINさんです。
ここの特徴は以下の通りです

  1. 有料サービスのみの提供
  2. wgetでの更新方法が載っている
  3. VALUE DOMAINでDDNSサービスも行っている(これはおまけで使える@無料)
  4. レコード設定が自由
  5. ワイルドカードも使える
  6. ちょっとはDNSの知識が必要(あまり関係ない方法を使いますが)
  7. とにかく安い(そのため無駄なサポートをしないことを宣言している)
  8. ドメイン登録時に最初からVALUE DOMAINさんの情報で登録できるので個人情報が漏れない
まぁ、一番の利点は(登録されていなければ)好きなドメインが使えるってことかな?
「VALUE DOMAIN」
とにかく安い。他のドメイン登録代行会社に比べると。
まぁ、サポートはいらないから安くしろ。的な人にとってはすばらしい所かと。
(この系統はサポートと称する料金が非常に多い・・・使ったためしないのに)
有料サービスなのでDDNSもなくなることは無いと思うし、DDNSの登録用サーバーも分散処理しているくらい設置している。
障害はまず無いと思う(DNSサーバーだけでも3台あるみたいだし)

でも、本当に安いよねぇ・・・
なんか、もっと高かったイメージがあるんだけど・・・

紹介しているDDNS業者一覧(おすすめ順)
	・mydns.jp(無料)VALUE DOMAIN(有料)ieServer.Net(無料)ddo.jp(無料)

やること一覧
	・空きドメインの確認空きドメイン検索IDの取得VALUE DOMAIN管理費の支払いDNSの設定独自ドメインを取得しようIPの通知

関連ページ
	・wgetDDNS更新スクリプト高頻度IPチェックスクリプト



空きドメインの確認

DDNSのときと一緒ですが、他の人と重複できない(当然かw
でも、DDNSのときと違って相手の数が多すぎる(全世界の人が使う)ので、
検索サービスを利用する。

空きドメイン検索を使って複数のドメインを確認できる。
まぁ、ドメインにも使う目的が設定されているので好き勝手に使えるわけじゃないけど・・・
個人的に使って問題ないのは、.com/.net/.org/.jp/.name あたりかな?
(.nameは特殊なので使いづらい:何が特殊なのかは各自調べること)

まぁ、目的と違う使い方しても他の人が欲しがらなければ大丈夫だと思うけど・・・
訴訟になったら負ける(相手にドメインを取られる)と思う。

で、好きな文字列を入力して検索する。
結果が、
「ドメインは取得できます。」と出たら空いている。
「データベースから情報を取得できませんでした。」と出たら使われている可能性大。
「ドメインは取得できません。」と出たらあきらめて別のを探す。
でトライ&エラー。

良いドメインが見つかると良いね♪
「情報を取得できませんでした。」
検索も完璧じゃないから、夜とか混んでいる時間帯はこのエラーが良く出ます。
まぁ、チャレンジしてもいいと思うけど取得は難しいんじゃないかな?

「.com/.net/.org/.jp」
.com/.net/.orgは歴史があるので、ユニークな言葉じゃないとほとんど使われている状態。
.jpは利用者のほとんどが日本人なので考え方が似ていて、とりづらい。
まぁ、ユニークな文字列で登録が一番なんだけどね。
普通の人はそんな言葉、持ってないよね?

でも、中には開けないサイトが多いって言うのは・・・
まぁ、WEB鯖目的じゃないだけかもしれないけど・・・(ぶつぶつ

IDの取得

VALUE DOMAINを開いて、上にある「ユーザー登録」をクリック。
ユーザー登録を行う(料金の支払いがあるのでウソは書かないこと)
また、下のwhois情報は絶対にウソを書いてはいけない。
せっかく取得したドメインが使えなくなる可能性があるから。

まぁ、ウソを書かなければ取り合えずOK。
IDの取得は1回だけ行えば良い(複数のドメインを取得する場合も)ので登録が済めば終了。

まぁ、こんなもん。
「whois情報」
ドメインの責任者を管理するデータベースみたいなの。
CyberSyndromeさんのwhoisなどで調べられます。
まぁ、VALUE DOMAINさんでは登録時からVALUE DOMAINさんの情報にすることができるけど、
メールアドレスは個人のものが表示されます。
言われ無き罪でドメインを停止されないように(公開されなくても)正確な情報を入力しましょう。
人間はミスを犯すものだから・・・

ちなみに、whois情報に載っている人/組織がそのドメインの所有者になるそうです。
ちょっと心配は、Value Domain 社が突然倒産した時はドメインの権利は私に残るの?がありますが、
自分の電話番号まで全世界に公開するよりはマシなので、Value Domain 社を信じて
登録名義代理公開サービスを利用しました。
ひろくんのホームページさんより)

管理費の支払い

VALUE DOMAINさんは完全前払いとなっている。
クレジットカードなどを利用して、取り合えず必要な分だけ入金しておく。

支払い方法は、銀行振り込み、郵便振り替え、ウェブマネー、クレジットカードがあります。
自分にあった支払方法を選択してください。

で、必要な金額を入金したら欲しいドメインを指定して購入。
空きドメイン検索を使って検索した後、「取得するにはここをクリックしてください。」をクリック。
必要なユーザー情報を入力/修正して、「登録」ボタンを押す。
このとき、下のチェックボックス(確か「VALUE DOMAINの情報を利用する」だったかな?)をチェックすると、
whois情報がVALUE DOMAINさんの情報に書き換わります。

で、支払いが完了すれば終了。
後なんかやったっけ?
「支払い方法」
ネットショッピングしている人はクレジットカード。
ゲームとかしている人や簡単に支払いしたい人はウェブマネーあたりかな?
あと、ネット口座持ってる人は振込みになるのかな?
まぁ、誤爆しないようにだけ注意してください。
扱いは慎重に。

「ドメインが有効になるまで」
ドメインが有効になるまでには最大で48時間程度掛かります。
と書いているけど、多分、そんなにかからない。
まぁ、最初登録(購入)して24時間ほど放置していましたが・・・
お泊りの仕事中に処理したから・・・(をひ
電話番って暇なんだよ〜(つД;)<ドメイン選びに時間がかかるしぃ

「インド(.in)のwhois」
インドではwhois情報を本人以外(ValueDomainさんとか)で登録することは禁止されています。
そのため、折角取得したドメインが削除(失効?)されてしまう可能性があります。
特に氏名など公表しても構わない場合は自分の情報で入力した方が良いですね。

DNSの設定

やること(順を追って記載:「メニュー」>「取得ドメイン一覧」がスタート位置)
1.参考サイトを元にしてDNSを設定、保存する。
2.「VALUE-DOMAIN独自のDNS機能で、同等の設定内容を表示」するを実行し、コピーする。
3.「dyn」でダイナミックDNS機能を有効にする。
4.「ns」でネームサーバーの変更を行い、VALUE-DOMAIN独自のネームサーバー(国内)にする。
5.「dns」を開き、さっき表示した内容を貼り付けて保存する。

後は適宜DNSの設定を書き換えればOK。


参考(設定例)
	a * [your_ip]
	mx tegami 10
	txt @ v=spf1 -all
		注:mxの行:メール鯖を立てない場合は削除可能(メールホストはtegami)
		注:txtの行:spfの設定を記載(上記はメールを送信しない時の設定=受信専用)
		       spfを宣言しない場合は削除可能
		最低、最初の1行があれば良い。
		詳しくは、VALUE DOMAINの設定例(説明)を確認

		注:ドメイン名を指定するときは、ホスト指定と区別するため、最後に"."を付ける
		注:cnameの使用は推奨されていないとのことで必要ない設定に変更(2010/12/21)
「DNSの設定変更」
方法としては以下の方法があります。
1.ネームサーバーを標準のものに戻して、同じ手順を取る
2.直接書き直す
でも、完全にワイルドカードな設定なので書き直す必要が無い・・・

IPの通知

VALUE-DOMAINさんではwgetのコマンドがそのままずばり載っているのでそれを実行すればいい。
まぁ、やっぱり自動化したほうがね。良いよね?

まず、手動でIPの通知ができるか確認

	$ wget -q -O - 'http://dyn.value-domain.com/cgi-bin/dyn.fcg?d=[domain]&p=[passwd]&h=*&i='
		

option説明など
-O保存ファイル名を指定する。
- を指定するとファイルに保存せず、標準出力(画面)に表示する。
-qwgetの進行状況などの表示を抑止する。

注:[passwd]はユーザーIDのパスワードではなく、   [domain]に関連付けられたパスワードを使用する 注:h=にホスト名、または*や@を使用することで、そこのIPのみ変更可能   たぶん、更新は後出し/記載は先出し優先と思われ。
通知可能ならスクリプトを書く
	# vi /root/ddns.sh
		(新規?追加?)
		┃#!/bin/sh
		┃##DDNS updata script.
		┃#
		┃
		┃#check wget
		┃if ! [ -x /usr/bin/wget ]
		┃	then echo "Not found : wget"; exit 0
		┃fi
		┃
		┃#updata DDNS
		┃#crow2.net
		┃wget -q -O - 'http://dyn.value-domain.com/cgi-bin/dyn.fcg?d=[domain]&p=[passwd]&h=*&i=' | \
		┃grep -v "status=0" | grep -v "OK"
		┃
		┃exit 0
			注:grepで不必要な表示をしないようにしている
			注:コマンドが長くて印刷すると表示されない部分がある
アクセス権を変更
	# chmod 700 /root/ddns.sh
実際に使ってみる
	# /root/ddns.sh
特にエラーが無く終了すればOK(多分)
このスクリプトでは成功時は何も表示されない。

cronに登録する
	# crontab -e
		(新規?追加?)
		┃6,26,46  *  *  *  * /root/ddns.sh
			注:cronについては別項参照
			注:/bin/vi から /usr/bin/editor にシンボリックリンクを張らないと
			  crontabが使えないはず
				# ln -s /bin/vi /usr/bin/editor
			注:上記の設定では毎時6,26,46分(20分ごと)にIPを通知する
			注:0分(正時)とか?5分とかはアクセスが集中しやすいので避けるのが吉
後は/var/log/cronに実行状況のログが出力されるので実行されているか確認する。

各種設定の変更
	mailとかhttpとかの設定を変更しておくのを忘れずに
		httpd:httpd.conf(servername),vhost.conf(バーチャルホストの部分)
		smtpd:main.cf(mydomain,myhostname,mydestination),smtp-authのデータベース
		ftpd:proftpd.conf(MasqueradeAddress)<追記OK?
		squirrelmail:ドメイン設定を取得したものに
	
	これで自分のドメインで鯖運用が可能になる(はず・・・)
以上。
「スクリプト」
チェック間隔を短くするし、無駄な更新を減らすスクリプトはこんな感じになるかな?

0-1.ddns.shの存在確認を行うか、引数にして処理する
0-2.過去IPアドレスのファイルの存在確認(一番最初はダミーを作成@適当なIPを記載しておく)
1.WAN側IPアドレスを取得してファイルに保存。
2.過去のIPと比較し、
2-1.違っていたらddns.shを実行。
2-2.同じだったらそのまま終了。
で、1日1回はddns.shをcronで単独で実行する。

っと、こうすれば更新の回数を減らして短い周期で監視可能だと思うけど・・・
問題はIPアドレスの取得だねぇ・・・やっぱ。


戻るなら押せ!