ddo.jpの場合

DDNSサービスを行っている業者さんです。
DDNSとは、動的IPの環境でもDNSサービスを利用できるようにするためのものです。
(面倒くさい説明は省きます。皆様はもう「みみタコ」状態でしょうから)
サービス業者ごとに特徴があるので、自分にあったところを利用しましょう。

で、今回はddo.jpさんです。
特徴としては以下の通りです

  1. 無料、有料のサービスがある
  2. ドメインが短いので便利
  3. ワイルドカードAレコードが使えない(無料)
まぁ、有料サービスを使うくらいなら独自ドメインを使った方が安いですので、
無料サービス以外はあまり考えていません。

=注意=
2006年12月1日より利用規約が変更となりました。
この変更により、当サイトではddo.jpの使用を推奨しません。
詳しくはDynamic DO!.jp 利用規約の14条を参照。
「ddo.jp」
ワイルドカードAレコードが使えないので、実用向きではないかと・・・
まぁ、有料サービスも行っていますのでDDNSサービスがなくなることは考えにくいというのが利点でしょうか?
私は無料のほうで非常用のサブDDNSとして登録しています。
前にmydnsがサービス停止した(サーバーの故障らしい)とき、玄箱にアクセスできなくて焦ったことがあったので・・・

紹介しているDDNS業者一覧(おすすめ順)
	・mydns.jp(無料)VALUE DOMAIN(有料)ieServer.Net(無料)ddo.jp(無料)

やること一覧
	・IDの取得ddo.jpIPの通知

関連ページ
	・wgetDDNS更新スクリプト高頻度IPチェックスクリプト



IDの取得

ddo.jpを開いて、左側のツールバー(?)の下にある「ddo.jp サブドメイン DDNS 無料登録」を探す。
入力ボックスのところに任意のIDを入力する。
(他の人と重複していないことを祈りながら)「無料登録」のボタンを押す。

うまくいくと「利用規約」が表示される(ので、よく読むこと)
その下のほうに追加情報を入力する画面が出るので、全て正確に入力する。
おもむろに、「登録内容確認」ボタンを力強く押す。
以下、適当にボタンを押していくとメールが送付された・・・かな?

まぁ、こんなもん。
「利用規約」
まぁ、大抵書いている内容は一緒なのでほとんどの人は読まないと思う。
けど、時々とんでもないことを書いているときがある。
ちょいと話題になることがあるadwareと呼ばれるソフト群の内容とかね。
最後とか真ん中に「このソフトをインストールするとき、一緒にインストールするよ?」とかかかれてたりする。
書かれている以上、「変なものをインストールされた!」とか言えなくなる。
まぁ、読んでると眠くなるけどね。

私は説明書を全部読む人だから、特に苦にならないけど・・・(をひ

IPの通知

今度はこっちのIPアドレスを通知しなくちゃいけない。
ddo.jpでは丁寧に説明がされているので、その通りに行えば良いけど・・・
IP変わる度、コマンド打って通知するの面倒くさいじゃん?
自動化しちゃおう。

まず、手動でIPの通知ができるか確認

	$ wget -q -O - 'http://free.ddo.jp/dnsupdate.php?dn=[domain]&pw=[passwd]'
		

option説明など
-O保存ファイル名を指定する。
- を指定するとファイルに保存せず、標準出力(画面)に表示する。
-qwgetの進行状況などの表示を抑止する。

注:2005年9月9日より無料版の更新ホストが変更になりました。   有料版は http://ddo.jp/...のままです。
通知可能ならスクリプトを書く
	# vi /root/ddns.sh
		(新規?追加?)
		┃#!/bin/sh
		┃##DDNS updata script.
		┃#
		┃
		┃#check wget
		┃if ! [ -x /usr/bin/wget ]
		┃	then echo "Not found : wget"; exit 0
		┃fi
		┃
		┃#updata DDNS
		┃#ddo.jp
		┃wget -q -O - 'http://free.ddo.jp/dnsupdate.php?dn=[domain]&pw=[passwd]' \
		┃grep "[domain]" | grep -v "SUCCESS"
		┃
		┃exit 0
			注:grepで不必要な表示をしないようにしている
アクセス権を変更
	# chmod 700 /root/ddns.sh
実際に使ってみる
	# /root/ddns.sh
特にエラーが無く終了すればOK(多分)
このスクリプトでは成功時は何も表示されない。

cronに登録する
	# crontab -e
		(新規?追加?)
		┃6,26,46  *  *  *  * /root/ddns.sh
			注:cronについては別項参照
			注:/bin/vi から /usr/bin/editor にシンボリックリンクを張らないと
			  crontabが使えないはず
				# ln -s /bin/vi /usr/bin/editor
			注:上記の設定では毎時6,26,46分(20分ごと)にIPを通知する
			注:0分(正時)とか?5分とかはアクセスが集中しやすいので避けるのが吉
後は/var/log/cronに実行状況のログが出力されるので実行されているか確認する。

各種設定の変更
	mailとかhttpとかの設定を変更しておくのを忘れずに
		httpd:httpd.conf(servername),vhost.conf(バーチャルホストの部分)
		smtpd:main.cf(mydomain,myhostname,mydestination),smtp-authのデータベース
		ftpd:proftpd.conf(MasqueradeAddress)<追記OK?
		squirrelmail:ドメイン設定を取得したものに
	
	これで自分のドメインで鯖運用が可能になる(はず・・・)
以上。
「スクリプト」
ここでのスクリプトとはシェルスクリプトといわれるものです。
(お約束とかはあるけど)基本的にコマンドの羅列なので単純で理解しやすいです。
でも、慣れると結構いろいろなことを自動化できるので便利♪
複数のコマンドの組み合わせによる作業もスクリプトにまとめてしまえば、
入力は1つのコマンドのようになりタイプミスによるリスクを減らすことができます。

って言うか、一回書けば後は楽できる。っていうのが、本音(笑)

「通知間隔」
定期的にIPを通知するので、IPが変更されたら次の通知までアクセスできなくなります。
かといって、頻回に通知すると(相手の)サーバーに負荷を掛けてしまうことに・・・
最悪、悪質なユーザーとしてIDが削除されます。
どこまで妥協できるか?で通知間隔を決めてください。
どうしても、途切れては困るんだ!という方は静的IPアドレスをくれるプロバイダを利用してくださいm(_.._)m

IPが変更した時だけ通知するって言うスクリプト組めばいいんだろうけど・・・
面倒くさいなぁ・・・(;´Д`)
どうしても、IPの取得の部分でどこかのサーバーに負荷掛けちゃうしなぁ・・・(´・ω・`)


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