FTP鯖の調整と/optの作成

実はここのことに関しては「やってもやらなくても大丈夫」ですが、
まぁ、やっておいたほうが幸せになれますので、やっておいて損はないかと。

今回は「最終調整」ということで、
純正で使えるFTP鯖の調整と/optの作成を行います。

特に堅っ苦しいことはないので気楽に読んでやってください。
今までも堅苦しいことはなかったって言うのは秘密の方向で・・・

疾風の初期設定群第六弾!
ソフト・ディレクトリの調整
逝きます!!
「最終調整」
基本的な部分はこのくらいじゃないかな?
後は好きなように使えばなんとなく普通のLinuxみたいに使えると思います。
まぁ、パッケージシステムは使えないと思うけど。

やること一覧
	・純正FTP鯖の調整/optの作成

関連ページ
	・玄箱を使えるようにする/homeの引越しユーザーの追加とrootログイン禁止binary_packagegrepとcoreutils



純正FTP鯖の調整

純正FTP鯖はそのままで使うには若干問題があります。
アクセス権がちょっと特殊なんですよね。
WEB鯖を立てないという人ssh(sftp/scp)しか使わない人などは
あまり関係ない修正だと思います。

まぁ、簡単だからやって置いて損はないかと・・・

修正しなければならない理由を簡単に言うと、
FTPのアクセス権の他人(other)の部分が0になってしまう問題がある。
なので、in.ftpd(純正標準FTPD)にumaskを変更するオプションをつけて起動されるようにする必要がある。
これだけ。

だから処理方法は以下の通り。
inetdの設定ファイルを弄る。

	# vi /etc/inetd.conf
		(追加)
		┃# ftp stream 	tcp 	nowait 	root 	/usr/sbin/tcpd 	wu.ftpd -a
		┃# ftp stream 	tcp 	nowait 	root 	/usr/sbin/tcpd 	proftpd
		┃ftp   stream 	tcp 	nowait 	root 	/usr/sbin/tcpd 	in.ftpd -u 022
		

option説明など
-uumaskを変更する
UPされるディレクトリ/ファイルのアクセス権は
それぞれ777/666からumaskを引いた値になる
(最小値:0)

で、inetdを再起動して設定ファイルを読み込ませる。
	# /etc/init.d/inetd reload
	または
	# killall -s HUP inetd
以上。
「ftp」
設定ファイルを見てもらってわかるとは思いますが、
in.ftpdのほかに、wu.ftpdやproftpdの設定が書かれています(コメントされてるけど)
システム内のスクリプトなどを見ていくとwu.ftpdに関係していると思われるファイルが
ちらほらと散見されます。
玄箱(リンクステーション)用Linuxの作成中に何かあったんでしょうね。
よくわかりませんが・・・

/optの作成

玄箱は基本的に/が小さいです(Linuxのシステム格納用としては十分なようですが)
そこに追加ソフトをぽんぽん入れていくと/homeのような現象(容量不足)を
招いてしまう可能性もありますので/opt(/mnt/opt)を作り、
そこに追加ファイル群をインストールしていきましょう。

手順的には/homeのときと一緒で、/opt自体がもともと無いディレクトリですから作業的には簡単です。

/mntにoptを作ります。

	# mkdir /mnt/opt
で、シンボリックリンクとして/optを作ります。
	# ln -s /mnt/opt /opt
以上。
「/opt」
普通は/usr/localというところに追加ソフトをインストールするようですが、
/usr/localのアクセス権が777となっており、
何でもやって良いよ。変更・削除、何でもOK♪
な状態ですので、/usr/localを使うときにはせめてchmodしてから使いましょう。

前のページ 次のページ?


戻るなら押せ!