rsync(ミラーリングツール)

サーバーでもクライアントでも不慮の事故というのは常にあるものです。
そんな時、被害を最小限に抑える方法はやっぱりバックアップ。
でも、かなーり面倒な作業です。
Winでのドラッグ&ドロップだけでも面倒な作業なのに「cp」コマンドで実行するとなると・・・
まんどくせぇ・・・(;´Д`)

と、そんなときにサクっとディレクトリをそのままそっくりコピーしてくれるツールがrsyncです。
「被害を最小限に」
玄箱の場合はシングルドライブなのでハードディスクの物理的なクラッシュには弱いです。
ですが、バックアップを取っておけば作業のミスによる障害程度でしたら復旧可能になります。
戻せるって言うのは安心できますからね。

バックアップデータを玄箱外(クライアント)に持ち出す方法はまた別の話。。。

やること一覧
	・rsyncのインストール試してみる

関連ページ
	・簡易バックアップスクリプト



rsyncのインストール

ザクっとインストールする。

rsync
例のあれ

	$ wget http://rsync.samba.org/ftp/rsync/src/rsync-2.6.9.tar.gz
	$ tar xvfz rsync-2.6.9.tar.gz
	$ cd rsync-2.6.9
	$ ./configure --prefix=/usr
	$ make
	$ make check
	# make install
上記設定でインストールされるもの
	/usr/bin/rsync
	/usr/man/man1/rsync.1
	/usr/man/man5/rsyncd.conf.5
おまじない
	# strip -p /usr/bin/rsync
「依存関係」
rsyncは zlib openssl openssh を依存関係に持ちます。
まぁ、この3つのソフトは依存しまくってますので全部入れておいたほうがいいと思われます。

rsyncの公式サイトにもありますが、zlibは1.1.4、または1.2.3以上を指定しています。
zlibの1.2.1と1.2.2にはバグがありますから・・・

試してみる

せっかくインストールしましたので使ってみる。
基本書式は下記の通り。

rsync オプション [ホスト名:]コピー元 [ホスト名:]コピー先
	注:自分自身の場合、ホスト名の指定は必要ない
簡単に使うのであれば、以下のコマンドはどうだろうか?
	# rsync -avzHS --delete --force \
	--exclude '/mnt/bkup/' --exclude '/mnt/share*/' --exclude '/proc/' \
	/ /mnt/bkup/
		

option説明など
-aアーカイブモード(-rlptgoD オプションと同義)
簡単に言うとあるまんまゴソっとコピーするってこと(を
-v転送情報を詳しく表示
-z圧縮転送を有効にする
-Hハードリンクをそのままコピー(時間がかかる)
-Sディスク効率をよくする(時間がかかる)
--delete送信側にないファイルを削除
--forceディレクトリが空でなくても削除
--excludeパターン一致するファイル・ディレクトリを除外
注:ファイルとディレクトリの表現は厳密に判断されます
詳しくはrsyncの"EXCLUDE パターン"を参照

内容:/mnt/bkup/ /mnt/share*/ /proc/をのぞく/を/mnt/bkup/にコピーする    ただし、/に無いものは/mnt/bkup/で強制的に削除する 注:HSは必要ないかもしれません 注:/mnt/bkup/は2重バックアップ防止   /mnt/share*/は基本的にPCのバックアップだと思うので除外
「簡単に使う」
手動で実行だと面倒臭いよねぇ・・・
まぁ、自分なりのバックアップパターンができればcronに登録してしまえばいいけど・・・
ちょっとねぇ・・・スマートじゃないし、見栄えが(を
スクリプトを使ってサクっとバックアップする方法があるけど・・・
それはまた別の話で・・・(をいをい


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