ローカルIPがメールヘッダに漏れる

NAT(ルータ)の中にいると外部から直接アクセスできない。
アクセスする人にローカルIPが知られてないから。
でも、postfixはデフォルトでローカルIPがメールヘッダに漏れている。
ちょっち、気持ちが悪い。

まぁ、気にしない人は気にならない程度の話・・・
ま、そういうこと。
「気持ちが悪い」
人間、隠したいことの1つや2つはあるよね?
その中の1つがローカルIP。
ま、「クライアントはDHCPでいつも動きまくりwww」って人は問題ないんだろうけど・・・
「DHCP、まんどくせ。固定だ固定(;´Д`)」という、私みたいな人は知られたくないよね?ローカルIP。
知られるってのはちょっと気持ちが悪い。
のどの奥に魚の骨がつかえたような感じ?(違うか?)

傾向と対策
	・原因対策

関連ページ
	・postfixpostfix with smtp authSquirrelMailWebMailClient2 for keitai



原因

情報漏洩のルートはいくつかあって・・・
   1.デフォルトでpostfixがお漏らし。
   2.SquirrelMailが独自のヘッダを追加して、接続PCのIPをお漏らし。
   3.WebMailClient2 for keitaiはお漏らしはしないけど、要注意。

ということで、それぞれ、
   ・ソースレベルでの修正。
   ・postfixで独自ヘッダを削除。
   ・設定するときにuseridを吐き出さないように。
する必要があります。
まぁ、対策のほうで詳しく。
「要注意」
ローカルIPは漏らしてはいないんだけど、設定によってはuseridを漏らすようです。
useridが漏れたから、どうこうなるのか、ならないのかはわかりませんが、
まぁ、「無駄な情報は外部に漏らさない」が基本原則ですので一緒に修正します。

対策

1.デフォルトでpostfixがお漏らし
コンパイルのときにパッチを当ててください。
該当ページ:postfix with smtp authのpostfixをSMTP-AUTH対応でコンパイルに書いてあります。
  これを適用することで、
  ”ローカルIPのPCなどからpostfixに接続し、メールを送信する場合のお漏らし”
  を防止できます。

2.SquirrelMailが独自のヘッダを追加して、接続PCのIPをお漏らし
postfixにてヘッダを削除してしまいます。

main.cfにてヘッダのチェックを行うように指定

	# vi /etc/postfix/main.cf
		(追加)
		┃#overwrite headers
		┃header_checks = regexp:/etc/postfix/check_header
削除するためのルールを書いたファイル(/etc/postfix/check_header)を作成
	# vi /etc/postfix/check_header
		(新規)
		┃/^Received: from 192\.168.*SquirrelMail.*/ IGNORE
	または、
	# echo '/^Received: from 192\.168.*SquirrelMail.*/ IGNORE' >/etc/postfix/check_header
で、postfixをリロード(不要?)
	# /etc/init.d/postfix reload
  これを適用することで、
  ”SquirrelMailが独自のヘッダを追加したときのお漏らし”
  を防止できます。

3.WebMailClient2 for keitaiはお漏らしはしないけど、要注意
「デフォルトSMTPタイプ」は「MTA使用」を指定してください。

WebMailClient2 for keitaiの設定で、
「デフォルトSMTPタイプ」の推奨を「MTA使用」か「Sendmail使用」としていましたが、
「Sendmail使用」を指定するとuseridが漏れます。


まぁ、上記の対策をしてどういう副作用が出るのかはわかりませんが・・・(を
「副作用」
とりあえずは特に問題になるようなことはないと思いますが・・・(じゃないと公開はしない)
なにせ、処置〜公開までが1時間程度(をひ)という短時間ですのでw
十分に検証できているとはいえません。
多少のリスクは覚悟の上!という方は参考にしてください。

まぁ、問題があれば(ここを)すぐ修正しますが・・・


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